midnight crystal (自灯明)
外寸 168×220mm
窓寸 900×130mm
2024/7/26
この世の果てで水晶を清めていたら、虹の模様が変化しているのに気づいた。散らばっていた虹の破片が、中央の氷山にひとつにまとまっている。どういう意味かはわからないけど、とても力強くて麗しい。ずっと周りを飛んでいたアオスジアゲハは神の使いか。
7/28
妙に気になったので水晶の映色実験。朝から凄まじい虹が出てきた。太陽光に透かしてみると、この世の果てで見た模様にそっくり。映色作品まで現実とリンクしはじめている。
2022年の9月にも、水晶が白く発光する現象が起きていたのを思い出した。
とても不安定で、個体差が激しく、しかし魂に灯が灯ったような不思議な色だった。なにか感覚的に引っかかるものがあって、映色シーズン(春~夏)を過ぎても実験を継続していた。妙にグッときて心に刺さるのだけど、水晶が伝えようとしていることが、そのときはよくわからなかった。
しかしその頃大型の台風が来て、どこか断線したらしく、深夜から昼前まで停電したのだけど、困ったことはなにもなかった。外部情報から遮断されると、神様にも繋がりやすくなる。たまにはこういうのもいいよね、と現象を受け入れて目の前の自然を愛すれば、魂に灯が灯る。『闇が深ければ、内なる光で照らせばよい』それが釈迦の遺言、自灯明(midnight crystal)。
かげくらき 月の光をたよりにて しずかにたどれ 野辺の細道
2022/9と2024/7、なぜこの時期に水晶が灯ったのか、正直よくわからない。ただなんとなくわかるのは、水晶が伝えようとしていること。
魂に火を灯せ。その火が途絶えないように、灯し続けろ。その光はいつか自分(時)を越えて、誰かの深い闇も照らすことだろう。
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